少女「え？うそ、私妊娠…」

お母さん「…ママ、あたし赤ちゃん産むことになっちゃった」ﾌﾙﾌﾙﾌﾙﾌﾙ
ママ「は…は‥あんた、なんして…その、相手。責任とれるの…！？」ﾜﾅﾜﾅ
お母さん「…らいん。消されたの。いんすたも。ついったーも。全部、全部」
お母さん「死にたい…」ﾎﾟﾀﾀﾀｯ
ママ「ママはあんたの事絶対助けないから。どこまで親不孝なわけ！？早く出て行ってよ！！！」ｶﾞｼｬｧーﾝ

お腹の大きさをごまかすことはもうできず、元少女は嫌いなママへ渋々事情を打ち明けました。
でも、やはり予想していた通りの反応が返ってきました。誰も、少女の、お母さんの味方をすることはありませんでした。
お父さんにはやり逃げされ、メンタルはズタボロでした。
元々あまりいってなかった高校を中退して、お母さんはシングルマザーへの道を歩み始めるのでした。…

みるるは、周りの女の子と同じような外見に気が付いたらなっていました。
お母さんみたいになりたかった。自由な。キラキラしていて派手な。こっちの世界とは違ったような。
でも今はお母さんみたいになれてる。
そういう気持ちがみるるを高揚感にいざない、sns依存とトー横依存、パパ活依存を加速させました。

みるるはいわゆる「地雷系女子」になっていたのです。
お母さんは放任主義で自分の事ばかり気にしているので、みるるの大変化に全く気付きませんでした。家にほとんどいないのも相まって、みるるがファッションや行動、言動をお母さんに咎められることは一切なかったのです。
変に詮索もしてこないので、楽に感じていました。憎いとも、思っていました。でも、感情をそのまま伝える事や愛情を求める事なんてとっくのとうに諦めていたので、その憎いという感情を仲間内やパパ活のおぢに向けて発散していました。