- 1 : 2024/07/30(火) 13:35:54.556 ID:3wpz8RZQ0
- (おそらく何を言っても誰も相手にはしてくれない、それでもそうするしか出来なかった)
- 2 : 2024/07/30(火) 13:37:56.355 ID:3wpz8RZQ0
- 僕の息子を知りませんか…?
- 3 : 2024/07/30(火) 13:38:22.906 ID:V11pcBes0
- 行方不明になりました
- 4 : 2024/07/30(火) 13:39:59.096 ID:3wpz8RZQ0
- お願いです!助けて下さい
全ての人が格上に思えたいくら叫んでも誰も助けてはくれない
- 5 : 2024/07/30(火) 13:41:54.908 ID:3wpz8RZQ0
- 急に現れたモンスターは
何かの入り口のようなものばかりだ動きは端役力では絶対敵わない
- 6 : 2024/07/30(火) 13:44:34.857 ID:3wpz8RZQ0
- 息子のためなら死ぬ覚悟はいつでも出来ている
勝てない、こんな化け物に人間は勝てない
- 7 : 2024/07/30(火) 13:46:25.829 ID:3wpz8RZQ0
- じゃあ息子は今どうなっているんだろう
一緒に生きられる程強いお父さんなら良かったな
- 8 : 2024/07/30(火) 13:47:56.570 ID:3wpz8RZQ0
- 助けに行けるほど、強いお父さんじゃなくてごめんは
- 9 : 2024/07/30(火) 13:48:47.145 ID:3wpz8RZQ0
- 息子は強い子だ
必ず生きている
そしてこれからも生きる - 10 : 2024/07/30(火) 13:51:11.001 ID:3wpz8RZQ0
- 勝算はあらゆる意味で何もない!
だが息子は生きている
(もしも生きているのなら)あ、あ、謎の生物に攻撃を受ける
- 11 : 2024/07/30(火) 13:53:20.770 ID:3wpz8RZQ0
- 脚を溶かされた
痛いと言うよりも熱いといった方が正しいだろう
実感はわかない
ただ脚が動かなくて、熱いそれともう何も出来ない
- 12 : 2024/07/30(火) 13:54:48.957 ID:3wpz8RZQ0
- 息子がもしもこんな状況の中でまだ生きてたら、それはどれだけの地獄なのだろう
- 13 : 2024/07/30(火) 13:59:44.489 ID:3wpz8RZQ0
- それでも生きて欲しい
勝手な物を押しつけたりしてごめんな一匹消せば、息子の生存率が上がるんだよ
持ち歩いてたガソリンに火をつける手段は持ち合わせていたぱっくり開いたモンスターに言う
ざまあみろ!俺の息子が必ずお前らを駆逐…
- 14 : 2024/07/30(火) 14:04:39.076 ID:3wpz8RZQ0
- 僕は燃えた
すぐには4ねず、熱さは分からず痛かった
焼死吸い込んだ空気が先に体内を焼くだけど、僕は見ていた
モンスターも苦しんでいる
ざまあみろ
- 15 : 2024/07/30(火) 14:08:57.883 ID:3wpz8RZQ0
- この地獄と共に数匹のモンスターを、連れていける
その分だけ息子の生存は上がるはず
僕は何も出来ずに燃え尽きた
- 16 : 2024/07/30(火) 14:10:21.129 ID:3wpz8RZQ0
- モンスターに追われていた僕は
気を失い、生きていた - 17 : 2024/07/30(火) 14:11:20.079 ID:3wpz8RZQ0
- おじさんに言われる
運が良かったね? - 18 : 2024/07/30(火) 14:12:49.183 ID:3wpz8RZQ0
- 僕は運が良くて生きている
ならお父さんが必ず助けに来てくれる
- 19 : 2024/07/30(火) 14:13:46.771 ID:3wpz8RZQ0
- お父さんが助けに来てくれるまで
僕は生きないといけない
- 20 : 2024/07/30(火) 14:14:42.330 ID:3wpz8RZQ0
- 僕でも生きていられたんだ
お父さんが死ぬなんてあり得ない - 21 : 2024/07/30(火) 14:19:54.773 ID:3wpz8RZQ0
- 回りを見渡すと、おじさんが多かった
というかおじさんしかいなかった
皆は大切な人があの化物になってる
冷静に見えるおじさん達は
ほとんどが大切なものを失っている - 22 : 2024/07/30(火) 14:22:00.307 ID:3wpz8RZQ0
- 僕のお父さんは必ず助けに来てくれるけど
僕のお父さんほど強い人は他にはいないここにいる人達には助けが必要だ
- 23 : 2024/07/30(火) 14:24:55.388 ID:3wpz8RZQ0
- 一通り見渡すと、女の子がいた
ほとんどが化物化してるけど、生き残りがいたおじさん達はその女の子にどうしたらいいのか分からないまま、距離を置いていた
- 24 : 2024/07/30(火) 14:26:59.748 ID:3wpz8RZQ0
- 僕が率先して、おじさん達に聞く
これはあの子にあげてもいいでしょうか?
- 25 : 2024/07/30(火) 14:28:58.643 ID:3wpz8RZQ0
- おじさん達は深刻な顔で、どうやら僕がその子にご飯を上げていいのかを話し合っていた
でも良しとそれた
当たり前だ - 26 : 2024/07/30(火) 14:30:37.769 ID:3wpz8RZQ0
- 僕のお父さんが来たら全部解決擦るのに
小さな女の子にご飯を与えるだけで相談っていくらなんでも慎重になりすぎだろ
- 27 : 2024/07/30(火) 14:34:07.030 ID:3wpz8RZQ0
- それから僕はその女の子にご飯をあげる係りになる
何もしゃべらない
辛い目にあったんだろう
ましてや女の子の生き残りとなれば
回りにも注目される僕のお父さんが帰ってくれば
他の人も全部納得してこの女の子も幸せにしてくれる
- 28 : 2024/07/30(火) 14:34:34.154 ID:3wpz8RZQ0
- お父さんが帰ってくるまで
我慢しないとね - 29 : 2024/07/30(火) 14:39:05.955 ID:3wpz8RZQ0
- 女の子との会話はいつもしてた
同年代だからか僕としか会話をしないから、おじさん達はその女の子と会話をする僕を全員褒めてくれるようになった
僕はただのダメな子じゃない
もしも僕が駄目な子なら
お父さんがあんなに優しくしてくれる訳がない - 30 : 2024/07/30(火) 14:41:21.536 ID:3wpz8RZQ0
- 女の子といつも会話を繰り返す
凄い危険な存在だというのは分かってる
だけど、お父さんは誰にでも優しくしないとと言ってた - 31 : 2024/07/30(火) 14:42:54.568 ID:3wpz8RZQ0
- 優しくするように心がけていた
それに女の子も何かを返すいつもそれを褒められていた
さすがお父さんの子供だと - 32 : 2024/07/30(火) 14:43:51.879 ID:3wpz8RZQ0
- お父さんの帰りが遅いのは何か理由があるんだろう
お父さんはいつも忙しいから仕方がない
- 33 : 2024/07/30(火) 14:45:08.493 ID:3wpz8RZQ0
- いつまで女の子と会話をすればいいのかな?
他の人でもいいだろう
打診してみた - 34 : 2024/07/30(火) 14:46:09.921 ID:3wpz8RZQ0
- お父さんの息子の僕くらい特別な存在じゃないと、女の子は口を聞いてくれないらしい
- 35 : 2024/07/30(火) 14:46:56.259 ID:3wpz8RZQ0
- お父さんはいつ帰ってくるのか聞いたら、流された
- 36 : 2024/07/30(火) 14:48:30.651 ID:3wpz8RZQ0
- 口を聞くといっても、何かを言うと何かを返す程度の事
これだけやってきて意思の疎通なんて無理だ
- 37 : 2024/07/30(火) 14:49:21.485 ID:3wpz8RZQ0
- ポーズでやっていれはお父さんが喜んでくれると思ってずっと待ってた
- 38 : 2024/07/30(火) 14:51:07.192 ID:3wpz8RZQ0
- 僕はいつものように女の子に話かける
今日は天気が悪いね
天気が悪いと湿度が高くて
不快指数が高くなるから困るよね10回目位の同じ話をする
- 39 : 2024/07/30(火) 14:52:35.019 ID:3wpz8RZQ0
- お父さんの返りはいくらなんでも遅すぎる
こんなのの相手をしてる場合じゃない
何かあったのなら、僕がお父さんを助けに行かないと - 40 : 2024/07/30(火) 14:53:08.585 ID:3wpz8RZQ0
- それはたぶん空耳だったんだろう
- 41 : 2024/07/30(火) 14:53:39.485 ID:3wpz8RZQ0
- 女の子は初めて自発的に何かを言った
- 42 : 2024/07/30(火) 14:54:13.340 ID:3wpz8RZQ0
- 「あなたのお父さんを殺したのは私だよ?」
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