俺「クラスメイトの伊地知さん…可愛いよなあ…付き合いたいなあ…告白するか！」

俺（うおおおお！すごい！これが結束バンド！生演奏めちゃくちゃ感動するしめっちゃ伊地知さんかっこよかった！）

虹夏(あっ！俺君だ！手振ってあげよう！)ﾆｺｯ

俺(えっ？俺に笑顔で手振ってくれた！？これ完全に脈アリだろ！ラインで呼び出して告白だー！！！このライブを今までで一番の最高の思い出にしてやるぜ！)

虹夏「聞いてよチャラ男ー！俺君にライブ褒めてもらっちゃった！」ﾆｺｯ ﾋﾟｰｽ

チャラ男「よかったな虹夏！いやー！俺君！学校で虹夏が迷惑かけてませんか？こいつ割と声でかいじゃないですかー！ハハハ！」

虹夏「ちょっ、ちょっと！チャラ男！」

俺「えっ、えっ、そ、そんなことな、なななななななななな無いですよ…」

俺(えっ、何こいつ…もしかして彼氏…？この清純そうな伊地知に…？いや聞いてみるんだ…違うかもしれないだろ…)

俺「そんな気はしてましたよ…ハハハ…」

虹夏「えっ！振られる気満々だったのに告白したのー？もう！変な人！フフフ！」

俺(伊地知の笑顔、やっぱり可愛いな…悲しさも消し飛ぶ…)

虹夏「またね俺君！今日はライブ来てくれてありがとねー！」

俺(今日は振られたけどあの感じ…やっぱり俺に気があるんじゃないか？？)

虹夏「うん…♡」

チャラ男「俺君…？だっけ？面白いよねー　あんなに虹夏に対してわかりやすい反応するし、こんなにわかりやすい嘘に引っかかるなんてw どう見ても俺が虹夏の彼氏じゃんw」

虹夏「もっー！俺君を馬鹿にしないの！」

チャラ男「いや、馬鹿にしてないよ…こんだけ可愛い女相手だと馬鹿になっちゃうのも当然だってこと！」 ｶﾞﾊﾞｯ

虹夏「それって私のせいってこと…？」

チャラ男「そっ！魅力すぎるお前が悪い！」

虹夏「意地悪…♡」

俺「ん…？」

女の声「あっ！んっっ！///！激しっ！！//////♥♥♥♥」

男の声「そろそろイくぞ！！！」

俺「店長さん、す、す、すみません 先トイレ借りていいですか…？」

星歌「う、うん…」

星歌「！？」

虹夏「ちょっと！俺君！！」

チャラ男「バレちまったもんは仕方ねーよ もうほっとけ」

虹夏「…」

俺「……スマホも結局忘れちゃったし…もう俺死んだ方がいいのかな…」

俺「伊地知…伊地知…」

俺「えっ？」

星歌「ハアハア…スマホ…届けに来たぞ…」

俺「て、店長さん…どうしてここに…」

虹夏「…」

チャラ男「にしても俺君服のセンスねーよな！あんなダサいフォント入った服着るなんて男子中学生のセンスだな！w」

虹夏「…」