【担保悲報】 将棋のトップオブトップA級棋士・中村太地さんら男棋士、そこらへんの女流に負けまくる

伊藤沙恵女流四段「まさか」　中村太地八段を破る
女流棋士の対A級棋士公式戦勝利は12年ぶり　王位戦予選1組

将棋の第67期王位戦の予選1組の対戦で、伊藤沙恵女流四段（32）が順位戦A級の中村太地八段（37）に88手で勝利。
予選ベスト4に進出し、女性初の王位リーグ入りまであと2勝とした。
女流棋士が公式戦でA級棋士に勝ったのは、2013年の王位戦で甲斐智美女流五段（42）が
深浦康市九段（53）に勝って以来、12年ぶり。

◆一瞬の隙を突いて反撃
後手番となった伊藤女流四段は得意の雁木（がんぎ）戦法を選択。
中盤、中村八段の攻めが好調とみられていたが、一瞬の隙を突いて伊藤女流四段が玉頭から反撃。
そのまま先手玉を寄せきり、大きな一勝を挙げた。
第67期王位戦予選の対局で中村太地八段（右）に勝利した伊藤沙恵女流四段＝８日、東京都渋谷区の将棋会館で

終局後、伊藤女流四段は「とにかく熱戦にできたらという思いだった。
苦しいと感じていたので（勝利は）まさかという気持ち。次も全力で臨みたい」と語った。
中村八段は「良くなったと思ったところで見落としが出た。伊藤女流四段に正確に指されてしまった」と悔やんだ。
中村八段は一昨年からA級に所属し、王座のタイトルを保持したこともあるトップ棋士。
伊藤女流四段は今春の女流王位戦5番勝負に挑戦し、今期の王位戦は女流枠で出場権を得ると、
渡辺正和六段（39）、斎藤明日斗六段（27）を破って本局に臨んだ。

王位戦予選は、8組に分かれてトーナメントを実施。
勝ち抜いた8人と、前期からのシード4人の計12人による紅白リーグを実施し、挑戦者を決める仕組み。
今期の予選では、7組の福間香奈女流王位（33）＝六冠＝もベスト4に進出している。