ぼっち「喜多ちゃん、一緒に帰りませんか?」喜多「えっと…ご、後藤さん…?急にどうしたの?」ぼっち「え…?どうかしましたか?」

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1 : 2025/11/08(土) 16:38:18.303 ID:LyoZT0Yve
喜多「ほ、ほら後藤さんから話しかけてくるなんて珍しいなって」

女子1「ね~w」

女子2「どうしたの?w」

ぼっち「い、いや…今日バイトだから一緒に行きましょうよって…」

喜多「…確かに今日私バイトある日だけど…なんでそれを後藤さんが知ってるの…?」

ぼっち「え…?いや…だって同じ場所でバイトしてるじゃないですか…」

女子1「えっ!?そうなの~!?」

女子2「喜多ちゃんこの前バイト先友達いないって言ってたのに~」

2 : 2025/11/08(土) 16:38:51.930 ID:LyoZT0Yve
ぼっち(それってつまり私は友達じゃないってこと…?)

喜多「ちょっ、ちょっと待って!後藤さん、それ本当?バ先で私、あなたのことなんて見た事ないけど…」

ぼっち「えっ…?」

喜多「…ほら…シフト表にも後藤さんの名前なんか載ってないし…」

ぼっち「ちょっ、ちょっと待ってください…喜多ちゃんがバイトしてるところって…!スタ…」

喜多「スタバだけど…」

5 : 2025/11/08(土) 16:39:53.894 ID:LyoZT0Yve
──────放課後

ぼっち(なんだったんだろう……?とりあえず気まずいから私の勘違いってことにして逃げてきたけど…)

🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪

ぼっち(路上ライブだ…どんなバンドがやってるんだろ…)

ぼっち(ふーん…男女混合のバンドか…!?…って!?なんでリョウさんがいるの!!??一緒にやってるのは誰なんだ…)

ボーカル「ありがとうございましたー!」

観客 (拍手と歓声)パチパチパチパチ

ボーカル「よし、じゃあ皆!今日はこの辺で解散しよ…ん?」

ぼっち「あっ、あの…す、すみません!!」

ボーカル「どうしたの?あ、もしかして君、僕らのファ…」

ぼっち「リョウさんにお話が…」

ボーカル「えっ?あいつに…?君、リョウのクラスメイトか何か?」

ぼっち(…というか…この人たち…リョウさんが前にいたって言うバンドの人たちなんじゃ…)

6 : 2025/11/08(土) 16:40:58.041 ID:LyoZT0Yve
リョウ「…ん、何…」

ぼっち「あの…リョウさん…何やってるんですか?」

リョウ「…?」

バンドメンバー「何?リョウ、この人友達?」

リョウ「いや…全然知らない人」

ぼっち「え…」

リョウ「お金くれるの?」

ぼっち「え…?」

リョウ「私のファンでしょ?くれるんでしょ?お金¥、くれるんだよね?」

ぼっち「え…!?」

リョウ「ね?」

7 : 2025/11/08(土) 16:41:43.010 ID:mB/n7tnFU
こういういじわるなSS嫌いだよ🥺
8 : 2025/11/08(土) 16:42:23.584 ID:LyoZT0Yve
──────数分後

ぼっち「…今月分のお金を搾り取られた…」

ぼっち(なんか…さっきからおかしい…喜多ちゃんは他人みたいな反応してくるしリョウさんもお金せびってくる所以外は私の知ってるリョウさんと違ったし…)

ぼっち(と、とりあえずバイトに……でもこの調子だと虹夏ちゃんや店長さんもいつもと違うのかな?私のこと知らないのかな…?)

ぼっち「こ、こんにちは…」

星歌「お、後藤さん、今日は早いね。」

虹夏「おっ、後藤さーん!もう来たんだ!」

ぼっち「に、虹夏ちゃん…店長さん…!よかった…」

虹夏・星歌「?」

10 : 2025/11/08(土) 16:43:04.732 ID:LyoZT0Yve
虹夏「良かったって何が?」

ぼっち「お、覚えててくれてて…」

虹夏「?」

ぼっち「虹夏ちゃん!あの…バンドって…」

虹夏「あ~!そのことか!そうそう!そうだったよね!」

ぼっち(虹夏ちゃん……)

虹夏「はい!これ!」

ぼっち「えっ?」

虹夏「ん…?あれ?これの事じゃない…?この前聞かれた通りにおすすめのバンドのアルバム持ってきたけど…?」

ぼっち「…」

11 : 2025/11/08(土) 16:43:55.756 ID:jaIoGNKRR
面白くないな
12 : 2025/11/08(土) 16:44:11.421 ID:NvbTuZ5lV
並行世界にでも迷い込んだんか?
13 : 2025/11/08(土) 16:44:16.916 ID:LyoZT0Yve
ぼっち「あっ、あのっ!!!!けっ、結束バンドは…!?」

虹夏「結束バンド…?」

星歌「それなら…………ここに…」ガサゴソ

星歌「あるぞ、結束バンド。使うか?後藤さん。」

ぼっち「なっ…」

虹夏「何に使うの?後藤さん?」

ぼっち「そうじゃなくて…!!!結束バンドです!虹夏ちゃん、私、リョウさん、喜多ちゃん…4人の!!」

虹夏「喜多ちゃん……?」

星歌「誰だそいつら…」

虹夏「リョウって…」

ぼっち「山田リョウさんですよ!分かりませんか!?」

虹夏「いや…同じクラスだからわかるけどなんで後藤さんが知ってるの?それに…喜多ちゃんって誰…?」

ぼっち「あ…」

虹夏「後藤さん、なんか今日変だよ?大丈夫?体調悪い…?」

ぼっち(やっぱり…そうなんだ…なんでかは分からないけどこの世界はきっと私が元いた世界じゃない…そしてこの世界からは結束バンドの存在が無いんだ…!)

15 : 2025/11/08(土) 16:45:27.025 ID:Ivl5pfju9
原作並みに面白い
16 : 2025/11/08(土) 16:45:34.531 ID:LyoZT0Yve
───翌日
ぼっち(…喜多ちゃんと接点がないってことは…当然ささささんとかとも接点がないわけだし…私、また完全ぼっちの学校生活か…)

ぼっち(あ……)

ぼっち(なんで私…ギター持ってきちゃったんだろう……この世界じゃ人前で使うことなんかないのに…)

車掌「次は~駅、~駅。」

ぼっち(あっ…降りなきゃ…)

トントン

??「ねえ…」

ぼっち「ひゃっ!ひゃい…!(何かわからないけど怒られる…!!)」

17 : 2025/11/08(土) 16:47:10.108 ID:LyoZT0Yve
喜多「ご、後藤さん…よね?」

ぼっち「き、喜多ちゃ…喜多さん?」

喜多「よかったわ、人違いだったらどうしようかと……」

ぼっち「は、はあ…(もしかして私って関わりがないと一目見た程度じゃ分からないくらいに影薄い?)」

喜多「それ、ギターよね?」

ぼっち「そうですけど…」

喜多「後藤さん…ギター弾けるの?」

ぼっち「ま、まあ…」

喜多「意外!いつも教室の隅っこの方でうずくまってたから…」

ぼっち「す、すみません…」

喜多「?」

喜多「…そうだ!後藤さん!学校に着いたら弾いてみせてよ!」キターーーーン

ぼっち「えっ…!?」

19 : 2025/11/08(土) 16:48:19.868 ID:LyoZT0Yve
​─────教室

喜多「みんなに見せてよ!後藤さんのギター!」

女子1「えっ、何何!?後藤さんギター弾けるの~?」

喜多「そうらしいのよ~!楽しみだわ!」

女子2「ギター弾ける子いいなあ~憧れる~、お金ないしな~」

女子3「うち、そんな趣味にかける時間とかないし羨ましい~」

佐々木「なんか面白そうなことやってんじゃん」

ぼっち「ひ、ひ、ひ、弾きます!!(人前で…散々弾いてきたはずなのに…一人でクラスメイトたちの前で弾くってなると…緊張が…)」

男子1「ちょっと待って~!何の曲弾くん?」

ぼっち「い、一応○○を…」

23 : 2025/11/08(土) 16:49:43.689 ID:LyoZT0Yve
男子2「へえ、意外だわ~笑 後藤、そういうの聴くタイプなんだ」

ぼっち「あっ、いや…有名所はある程度弾けるようにしてあるのと…喜多ちゃんが得意な曲を………」

ぼっち「あっ…!」

女子4「えっ、喜多ちゃんが歌うの~!?」

男子3「さすがウチのクラスの歌姫(笑)」

喜多「えっ!?ちょっ、聞いてないんだけど!?」

ぼっち「すすすす、すみません!!(いつもの癖でつい喜多ちゃんに合う曲を…!)」

男子4「はぁ~?喜多、歌わねーのかよ せっかく後藤さんが弾いてくれるのによ~」

佐々木「喜多~、もしかして日和ってる~?w」

喜多「わ、わかったわ…!後藤さん!任せたわよ!!」キターーーーーーン

ぼっち「は、はい!!!!!!」

24 : 2025/11/08(土) 16:50:48.781 ID:LyoZT0Yve
ジャアアアン

•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪

クラスメイト一同(う、上手い!)

喜多(この子…上手いわ…!私も…頑張って歌わなきゃ!)

喜多「~~~𝄞⨾𓍢ִ໋ᕷ*」

ぼっち(やっぱり喜多ちゃんの歌声、合わせやすい!)

喜多「~!♪」

ジャアアアン ♩

喜多「はぁ…はぁ…」

ぼっち「はぁ…はぁ…」

クラスメイト一同(歓声・拍手)パチパチパチパチパチパチパチパチ

喜多「ありがとう!!後藤さ…いや…ひとりちゃん!」

ぼっち「……はい!!!こちらこそ!」

26 : 2025/11/08(土) 16:51:48.251 ID:LyoZT0Yve
​───────放課後
喜多「ひとりちゃん!」

ぼっち「はっ、はい!!」

喜多「一緒に帰りましょうよ!」

女子1「後藤さん、今朝の一件からすっかり喜多ちゃんのオキニになったね~w」

女子2「でも今朝の2人凄かったよね~」

女子3「それな、二人の息ピッタリだったし」

男子1「あの二人そんな仲良かったっけ?」

男子2「いやぁ…?そんなこと無かったと思うけど…」

27 : 2025/11/08(土) 16:52:53.988 ID:LyoZT0Yve
佐々木「あんだけ息が合うならバンドでも結成すりゃいいのに」

喜多「そうだ!それよ!さっつー!バンドよ!!!ひとりちゃん!バンドを組みましょう!私たちで!」

ぼっち「!?」(こっちの世界でも組むことになるの!?)

佐々木「あっ、悪いけどウチはパス。部活あるし」

喜多「あ~!さっつー!……行っちゃった…」

喜多「それで…どう?ひとりちゃん!バンドを組むって話!」

ぼっち「(まっ、まさかの展開!だけど断る理由はないっっっ!!)…は、はいっっ!!!!」

29 : 2025/11/08(土) 16:54:08.486 ID:LyoZT0Yve
──電車内

喜多「歌もいいけど私ギターもやってみたいのよね~!」

喜多「けど…私楽器の経験とか全くないから…歌しか歌えないかしら…」

ぼっち「わ、私が教えますよ!それに喜多ちゃんなら絶対上手くなります!」

喜多「えっ!?本当!?」

ぼっち「私、ギターなら過去にも教えたことならあります」

喜多「へえ~!ひとりちゃんって案外社交的なのね~」

ぼっち(この前教えた人も喜多ちゃんだったし…)

30 : 2025/11/08(土) 16:55:13.705 ID:LyoZT0Yve
喜多「でもバンド組むならやっぱり他にも人を探さなきゃ行けないわよね~」

ぼっち「それなら是非とも誘ってみたい人が…」

�────スターリー

虹夏「バンドを組んでみたい…?」

ぼっち「はっ、はい!ぜひ、虹夏ちゃんにドラムをやって欲しいんです!」

虹夏(あれ…後藤さんにドラムやってるって言ってたっけ…?)

虹夏「あ~えっと…その子は…」

喜多「こんにちは!伊地知先輩!ひとりちゃんから話は聞いています!私、ひとりちゃんと同じクラスの喜多郁代です!ギターに関しては完全素人ですが、歌には自信があります!!!」キターーーーーン!!!

虹夏「そ、そうなんだ…」

31 : 2025/11/08(土) 16:55:45.551 ID:nvCHGhCmw
足臭すぎやねんこいつ
32 : 2025/11/08(土) 16:55:49.840 ID:LyoZT0Yve
虹夏「あれ…っていうか後藤さん、それギターだよね…?やってたの…?」

喜多「そうなんですよ!意外ですよね!?でも、めちゃくちゃ上手なんですよ!」

星歌「ふーん…虹夏、一緒にやってみたら?」

虹夏「えっ、ちょっ、お姉ちゃん…!?」

星歌「お前この前バンドやりたいって言ってたじゃん」

虹夏「ちょ、それ勝手に言わないでよ!」

喜多「そうなんですか!?じゃあ決まりですね!これからよろしくお願いします伊地知先輩!!!」

虹夏「は、はあ…」

33 : 2025/11/08(土) 16:57:16.430 ID:LyoZT0Yve
​───────後日

ぼっち「あっ…」

喜多「どうしたの?ひとりちゃん」

ぼっち「あそこの路上ライブ見ていきませんか…?(リョウさんのバンドだ)」

⋆*¨*•.¸¸♬⋆*¨*•.¸¸♪⋆*¨*•.¸¸♬⋆*¨*•.¸¸♪

喜多「あっ……………」

ボーカル「ありがとうございましたー!」

ガヤガヤ

バンドメンバー1「じゃあ…帰るわ…」

バンドメンバー2「うっす…」

リョウ「おつかれ…」

ボーカル「じゃあな」

リョウ「…ん?」

34 : 2025/11/08(土) 16:58:40.833 ID:LyoZT0Yve
リョウ「あ」

ぼっち「ひっ…!」

喜多「…」ボー

リョウ「ぼっち、今日も性懲りも無く私に貢ぎに来たのか💸💰」

ぼっち「ちっ、違います!!!(いつの間にかこっちの世界でも私のあだ名がぼっちに…!)」

リョウ「またまた~君ほどの上客ファンはいな…ん?」

喜多「あっ、あのっ!!/// …あなたの演奏姿…すごく素敵でした!是非とも私にお金を貢がせてください!!!!」

リョウ「おお!ぼっち、君は友達までもが太客なのか~!¥」

ぼっち「…(結局こうなるのか…)」

35 : 2025/11/08(土) 16:59:32.209 ID:LyoZT0Yve
​─────数日後スターリー
喜多「……♡」ポーッ

虹夏「ねえ…後藤さん…喜多ちゃん最近ボッーとしてるけどどうしたの?」

ぼっち「それは�───」

ぼっち「�──ということです。」

虹夏「リョウのやつ…そんなことしてるのか…明日学校で会ったら文句言っとくよ」

ぼっち「お、お願いします…」

36 : 2025/11/08(土) 17:00:08.154 ID:LyoZT0Yve
​─────翌日、下北沢学校

虹夏「リョウ!アンタまたファンの子から金取ったでしょ!」

リョウ「…」

虹夏「リョウ…?」

リョウ「虹夏は最近バンド始めたんだっけ…」

虹夏「え、うん…というかそれでウチのバンドの子達から金せびってるでしょって文句言いに来たの!」

リョウ「あー…ぼっちと赤髪の…あの子たち虹夏のところのメンバーだったんだ…」

虹夏「ぼっち…?ああ、後藤さんのことか…よくそんな直球な渾名を…」

37 : 2025/11/08(土) 17:00:46.808 ID:LyoZT0Yve
リョウ「ねえ、虹夏さ。バンドは楽しい?」

虹夏「まあ、大変だけど初めてのことだらけで楽しいよ!」

リョウ「そっか…」

虹夏「リョウの方は?」

リョウ「それが…最近は楽しくない…」

リョウ「私は…青臭いけど真っ直ぐな歌詞が好きだったんだ…でも売れるために必死になってどんどん歌詞を売れ線にして…それが嫌で…最近は…揉め事ばかり…」

リョウ「もう…辞めようかなって…」

虹夏「………そっか…」

虹夏「私は…リョウの気持ちを優先する…ただ、もし辞めたのなら次は私たちのバンドに来てよ!」

リョウ「…なんで?」

虹夏「だって私、リョウのベース好きだし!ベーシストなら今、絶賛お探し中だよ!」

38 : 2025/11/08(土) 17:02:10.950 ID:LyoZT0Yve
────翌週

虹夏「ぼっちちゃん~喜多ちゃん~!新メンバーを紹介します!」

ぼっち「え?今私の事ぼっちちゃんって………ん?し、新メンバー!?!?!?!?!?」

虹夏「ほらほら~入ってきなよ~」

リョウ「どうも、山田リョウです。これからはこのバンドでやっていくことになりました。よろしく、ぼっち、郁代。」

ぼっち「リョ、リョウさん!?」

喜多「え””っ””!?リョウ先輩!?…リョウ先輩が…私たちのバンドに”っ」

バタン

ぼっち「うわああああああ!!!き、喜多ちゃんが倒れたあああ!!!」

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